外来が終わった夜間や休日も、病院には救急患者や入院患者のご家族、業者などからの電話や来院があります。こうした時間外の窓口を担うのが「事務当直」です。この記事では、事務当直の仕事内容と、多くの病院が抱えている課題、その解決策を解説します。
事務当直とは
事務当直とは、病院の通常の勤務時間外(夜間・休日)に、事務部門の窓口業務を担当する勤務のことです。夜間を担当する場合は「宿直」、休日の日中を担当する場合は「日直」と呼ばれることもあります。
医師や看護師の当直が「診療」を担うのに対して、事務当直は病院の「窓口」や「連絡のハブ」を担う役割といえます。
事務当直の主な仕事内容
病院によって異なりますが、一般的には次のような業務があります。
- 電話対応:外線の一次対応、救急隊や他院からの連絡受付、院内への取次
- 来院者対応:救急で来院された方の受付、面会者や業者の対応
- 救急搬送時の連絡:受入れ要請を当直医・看護師へ連絡し、受付の準備をする
- 簡易的な事務処理:受付票の作成、時間外の会計やお預り金の取扱い、記録
- 院内の連絡調整:設備トラブルや急な欠勤などを、緊急連絡網に沿って関係者へ連絡
- 施錠・巡回の補助:出入口の切り替えや、警備と連携した見回り
誰が事務当直を担っているのか
事務当直は、病院の事務職員が交代で担当しているケースが多く見られます。日中の勤務を終えた職員がそのまま当直に入り、翌日も勤務を続ける、という勤務パターンも珍しくありません。
小規模な病院では、当直医や看護師が事務当直を兼ねていることもあります。この場合、夜間の電話や来院者の対応のたびに診療や看護が中断されることになります。
病院が抱える事務当直の課題
1. 職員の負担と離職リスク
当直明けの勤務は心身の負担が大きく、日中の業務品質にも影響します。当直の回数が多い職場は敬遠されやすく、採用や定着の面でも不利になりがちです。
2. 医師の働き方改革への対応
2024年4月から医師の時間外・休日労働に上限規制が適用されました。医師が当直中に電話や事務的な対応に追われていると、宿日直許可の考え方とも合わず、労働時間の管理が難しくなります。詳しくは「医師の働き方改革で当直はどう変わる?」で解説しています。
3. シフトが組めない
退職や休職が重なると、少ない人数で当直を回すことになり、さらに負担が偏るという悪循環に陥ります。
4. 対応品質のばらつき
夜間の電話や受付は、患者様やご家族にとって病院の「第一印象」です。担当者の経験によって対応に差が出ると、クレームや病院の評価の低下につながることもあります。
解決策としての「事務当直代行」
こうした課題を解決する方法のひとつが、事務当直の外部委託(代行)です。院内ルールを習得した専門スタッフが夜間・休日の窓口を担うことで、次のような効果が期待できます。
- 職員の当直回数を減らし、日中の業務に専念できる
- 医師・看護師への不要な呼び出しを減らせる
- 欠員時の交代要員の手配を委託先に任せられる
- 警備と一体で運用すれば、トラブル時の対応も安心
POINT
事務当直代行は「丸投げ」ではなく、院内の連絡体制や判断のルールを事前にすり合わせることが成功のカギです。
外部委託のメリット・デメリットや進め方は「事務当直を外部委託するメリット・デメリット」で詳しくご紹介しています。
夜間事務当直・日直代行|病院警備ドットコム電話対応・来院者対応・簡易事務・緊急時の連絡取次など、夜間・休日の事務当直業務を代行。医師・職員の働き方改革を後押しします。
まとめ
事務当直は、夜間・休日の病院を支える大切な仕事です。一方で、職員の負担や働き方改革への対応など、多くの病院が課題を抱えています。神奈川県内で事務当直の体制にお悩みの病院は、病院警備ドットコムへお気軽にご相談ください。


