「職員の当直負担を減らしたい」「医師の働き方改革に向けて、当直中の雑務を減らしたい」。そんな理由から、事務当直の外部委託を検討する病院が増えています。この記事では、外部委託のメリット・デメリットと、導入を成功させるための進め方をまとめました。
事務当直の外部委託とは
事務当直の外部委託とは、夜間・休日の電話対応や来院者対応、緊急時の連絡取次などの事務当直業務を、専門の事業者に任せることです。「事務当直代行」「当直代行」とも呼ばれます。
事務当直そのものの仕事内容は「事務当直とは?仕事内容と病院が抱える課題」で解説しています。
外部委託の5つのメリット
1. 職員の当直負担がなくなる
日中に勤務する事務職員が当直に入る必要がなくなり、当直明けの疲労や時間外労働を減らせます。日中の業務品質の向上や、職員の定着にもつながります。
2. 医師・看護師が診療に集中できる
夜間の電話の一次対応や来院者の受付を専門スタッフが担うことで、医師・看護師への不要な呼び出しが減ります。
3. 人員確保の手間が減る
当直のシフト作成や、欠員が出たときの代わりの手配は委託先が対応します。担当者が毎月シフトに頭を悩ませる必要がなくなります。
4. 接遇品質が安定する
接遇教育を受けたスタッフが対応することで、担当者による対応のばらつきを抑え、病院の「第一印象」を安定させられます。
5. コストの見通しが立てやすい
当直手当や時間外手当は月ごとに変動しがちですが、委託費として予算化することで、人件費の見通しが立てやすくなります。
知っておきたいデメリットと対策
| デメリット | 対策 |
|---|---|
| 院内の事情に慣れるまで時間がかかる | 開始前のヒアリングと引継ぎ期間を十分に設ける |
| 判断が必要な場面で迷いが生じる | 連絡先・判断基準をマニュアル化し、定期的に見直す |
| 委託費がかかる | 警備との一体運用など、全体の人員配置を見直してコストを最適化する |
| 職員との連携が取りにくい | 業務日誌や定例報告で情報を共有する |
委託できる業務・できない業務
事務当直の委託では、次のような線引きが一般的です。
- 委託できる:電話の一次対応・取次、来院者の受付と案内、救急搬送時の連絡、簡易的な事務処理、記録、院内への連絡調整
- 委託できない:医療行為、診療や緊急度の判断、医師の指示が必要な対応
POINT
「どこまで任せるか」を事前に明確にしておくことで、委託先のスタッフも迷わずに動けます。
失敗しない導入の進め方
- 現状の棚卸し:当直中にどんな電話・来院が、どれくらいあるかを把握する
- 業務範囲の決定:委託する業務と、院内で対応する業務を切り分ける
- 委託先の選定:実績や認定、教育体制、警備との連携の可否を確認する
- マニュアルと連絡網の整備:判断基準や連絡先を文書化する
- 引継ぎ・試行期間:一定期間、院内職員と並行して業務を行う
- 定期的な振り返り:業務日誌や報告をもとに、運用を改善し続ける
委託先の選び方は「病院警備の委託先の選び方|10のチェックポイント」も参考になります。
夜間事務当直・日直代行|病院警備ドットコム電話対応・来院者対応・簡易事務・緊急時の連絡取次など、夜間・休日の事務当直業務を代行。医師・職員の働き方改革を後押しします。
まとめ
事務当直の外部委託は、職員の負担軽減、医師の働き方改革、人員確保、接遇品質の安定など、多くのメリットがあります。導入を成功させるには、業務範囲の明確化と、院内との情報共有の仕組みづくりが欠かせません。
病院警備ドットコムでは、警備と受付・当直を一体で運用することで、品質を保ちながら現状から最低10%の予算削減を目標にした体制をご提案しています。お見積りは無料です。




